合格体験記(Class of 2019)
① 30歳・男性 金融・社費 法学部政治学科
Why MBA
証券会社にて約7年富裕層や法人の資産管理・IPO等してきましたが、今後のキャリアを考えた時に自分自身の付加価値を高めないといけないという危機感からMBA取得を決断しました。
Why Babson
学校選定の段階で多くの学校について調べた際に、授業内容に関してはどこも似たようなプログラムだった為、+αの経験が積める学校に行きたいと思っておりました。多くのオーナーや社長を担当していた為、Entrepreneurshipに自然と惹かれました。加えて、Babsonのスモールスクール、且つ、Diversity(70% International Student)に魅力を感じ、実際にビジット・インタビューをした際に、Fit感を感じ、Babson進学を決めました。
受験状況
GPA:2.9
大学時代は体育会に所属していた為、授業にほとんど出ず、GPAについて全く気にしておりませんでした。ただ、BabsonはそこまでGPAを重視していないと思います。
TOEFL:
100点を超えるまで約半年かかりました。その後も個々のベストスコアを更新するも、目が揃わず苦労しました。セクションベストだけ並べると108(R28,L29,S24,W27)となりますが、TOEFLは根気強く受験し続けることが大事だと思います。私は、アゴスから勉強を始め、最終的にはTPOを繰り返しながら、点が揃うの待っておりました。
GMAT:
TOEFL同様、非常に苦労しました。Mathを安定することがまず大事だと思います。私は、Affinityとアゴスを併用して勉強しておりました。一通り勉強を終えてからは、Prepで試験に慣れるようにし、本番に臨んでおりました。
Essay & Interview
EssayとInterviewに関してはBabsonに限らず、一貫性とDifferentiationを重要視しました。EdとJeff Roahにお世話になり、アドバイスを受けながら準備しました。Babsonの場合は特に在籍している学生のバックグラウンドから「面白い」と思ってもらえるようなEssay・Interviewを意識した方が良いかと思います。
最後に
Babsonは他の学校に比べてスコアよりも「人」を見て、合格有無を判断していると思います。クラスメイト達のバックグランドも、皆面白く、学ぶことがとても多いです。そして、スモールスクールの魅力こそ一人一人の経験についても深く聞ける事だと思います。
Entrepreneurship ≠ 起業家精神よりもEntrepreneurship = Challenger精神だと個人的に入学して感じました。
② 29歳・男性 外資系コンサル・私費 工学部
Why MBA
1. マーケティング・IT・アントレプレナーシップ
アメリカ留学後は家業に戻ります。家業は小売業やサービス業のB to Cがメインとなっており、メイン事業の一つにカー用品の小売があります。しかし、一般に言われている通り、カー用品の小売は成熟産業であり、変化が求められています。家業も例外ではなく、現在そして将来に渡り変化を起こしていく必要があります。私自身、マーケティング及びITの経験が少ないの出、これらの知識・経験を蓄積していきたいと考えています。
また、私自身アントレプレナーシップ(起業家精神)を持って臨まないといけないのははさることながら、今後会社として改善を現場レベルで実践していくには、アントレプレナーシップの雰囲気が会社内になければならないと思います。Babson Collegeは起業家教育で世界No.1の評価を受けていますので、私自身その教育を受け、実践し、そして伝えていけるものは伝えていきたいと思います。
2. 家業の海外展開
日本国内の小売やサービス業は少子化、モノからコトへの消費、ECの発達等により、様々な変化が求められています。今後家業が発展していくためには、新たなサービスを考え、国内で新たなマーケットを創出するという手段の他に、海外への展開・進出もあるかと考えています。この事を頭の片隅に入れながら、MBAでは世界各国からくる(特にファミリービジネスバックグラウンドの)生徒と交流し、海外の文化、社会、経済、政治等を学び、あわよくば将来のビジネスパートナーを見つけていきたいと思っています。
Why Babson
上述の通り、Collegeはアントレプレナーシップ世界No.1という評価をもらっており、また留学生の50%近くがファミリービジネスバックグラウンドということもあり、私にとって最適な大学院かと考えて志望しました。僕の場合、目的が明確であったので、アプライしたのはBabson College1校のみでした。
受験状況/受験スケジュール
2012年 9月 TOEFL勉強開始
2013年 10月 GMAT勉強開始
2014年 2月 Babson College1 校に出願するもインタビューにて不合格
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2014年 7月から2016年11月まで香港で働いていたためTOEFL・GMATの勉強は中断
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2017年1月 TOEFL 94点(出願スコア)
2017年 2月 GMAT 580点(出願スコア)
2017年 2月 Babson College 1 校のみ出願(3rdラウンド)
2017年3月 Interview(Skype)実施
2017年4月 合格
1.GPA : 3.2
2.TOEFL
2016年11月日本帰国時点では、MBA出願は考えていませんでしたが、前職の社長と話す中で、やはりMBAに再度チャレンジしてみようと思い、TOEFLを受験しました。尚、香港に行く前にMBA受験を考えていた際には、AGOSのTOEFLのパッケージコースとRex先生の105点突破ゼミ等を何度か受講してました。当時から起算すると合計20回以上は受験したかと思います。
3.GMAT
上述の通り、2016年12月にアプライする事を決めましたので、1ヶ月弱程度しか時間がなく、 2017年2月一発勝負で臨みました。その為、GMAT Prepのみ行い、ひたすら実践演習してました。尚、香港行く前には、AGOSのGMATパッケージコースと御徒町にあるY.E.SにてGMAT SCコースを受講してました。当時から起算すると合計5回程度受験しました。
4.Essay & Interview
Essay & Interviewの準備は2017年の1月末から約1ヶ月程度で仕上げました。2014年のアプリケーションの際に、AGOSのEssay & Interviewのパッケージコースを受講しており、大体のプロセスは理解してましたため、2017年のアプリケーションはほぼ独力で作成及び準備しました。ただし、最終的には内容及び言い回しをチェックしてもらわなければならないため、Skima Talkというネイティブ限定のネット英会話で、ネイティブに確認をしてもらいました。Skima Talkは25分で約1,000円程度であり、ネット英会話の中では比較的高額ではありますが、MBAサポート塾のエッセイ作成コース等に比べると、相当安いと思います。また私の場合、幸運にも普段から本業としてアプリケーションの手伝いをしている先生を見つけまして、かなりクオリティーの高いサポートをいただけました。
最後に、何か社会にインパクトを与えたい、新しい事を始めたい、0から1を生み出したいと言ったような思いを持ってる方は、アイデアの有無に関わらず、バブソンを強くお勧めします。アイデアを持っている方はそれをブラッシュアップするために、教授がメンターについて二人三脚で実現に向けて歩を進める事ができます。アイデアを持っていない方は、アイデア出しを一番最初の”Entrepreneureship & Opportunity”というクラスで体系的に学び、必ず1つ以上のアイデアを出す事を求められます。環境は重要です。バブソンには新しい事をやりたい人とそれをサポートする施設が揃っています。社会に良いインパクトを与えたいという志を持っている方、お待ちしております。
③ 33歳・男性 輸送機器メーカー(海外営業)・社費 国際関係学
Why MBA
中国での駐在時代に既存ビジネスの限界を感じ、将来的に中国市場での新たなビジネスモデルを構築し(アントレ志望)自らリーダーとして引っ張っていける人材になりたく、当初アジアMBAを志望。しかし受験を通して自分の幅を広げたいと考えるようになり、中国と共に巨大な市場を持つビジネス先進国であり、且つこれまで業務でも関わりの無かったUSでMBA取得を目指す。
Why Babson
1:Entrepreneurshipの分野で世界トップレベルにあり、新規ビジネス構築に取り組む上で必要なスキルを学べる最適なプログラム、環境を提供していると考えた為。
2:Small Schoolであり、同級生は勿論、教授ともより密接に関われると考えた。
3:Bostonという立地の良さ(他大学やスタートアップエコシステムの充実した環境)
受験状況
-
GPA:3.6
-
TOEFL:
各セクションのスコアが中々揃わず、最高点を足せば100点を超えていた為、点数に拘りだらだらと勉強を続けてしまいGMAT取り組みの遅れへと影響してしまった。Reading、Listeningは時間が掛かる為ある程度の時間を見て早めに取り組みを開始しておき、Writingは対策をきちんと行えば成果が出易いのでそれらがうまく出揃うのを後は受けながら待つ感じでした。私の場合、Readingを苦手としており拘りすぎてしまったが、GMATのRCの学習効果により自然とその後スコアアップすることが出来た。
-
GMAT:
TOEFLスコアメイクに時間を掛けすぎた為、実際に本格的な勉強を開始出来たのは9月に入ってからで12月末出願迄の約3ヶ月という短期、且つエッセイ準備とも重なるスケジュールになってしまった。教材に関しても全てやり切れないといった中途半端な状態になってしまい、非常に悔いの残る結果であった。特に最終スコアの際、当初より比較的安定していたMATHの勉強を暫くストップしていたこともあってか、過去prep含めて取ったことの無い低い点数となってしまい改めてGMAT対策の失敗を痛感しました。また、TOEFLはGMATと併せて伸びることもあるのである程度で割り切って、GMAT学習に出来る限り早めに取り掛かることを強くお勧めしたい。
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Essay & Interview
エッセイはインターフェースと11月頃から開始。スコアが低迷する中、エッセイについては最大限注力した。子供の頃から直近の業務まで一度棚卸しをするように指示があり、改めて自分の長所、興味、実績について振り返る良いきっかけとなった。この作業により、エッセイやその後のインタビューでも一貫性のある話が展開出来たかと思う。自分の業界では当たり前のことでも、一般的には強いアピールポイントになる事等新たな発見があり、担当講師には本当に色々と引き出して貰い、助けて頂いた。
インタビューについてもインターフェースの担当講師とスカイプで練習。各学校の特色をエッセイを通じて講師とも大分共有出来ており、的確なトレーニングが出来た。インタビュー招待は突然連絡が来るのだが、担当講師及びインタフェース側で最大限時間を調整し確保して頂き、基本的に全ての招待校向けに事前練習する事が出来た。また、スコアが低いこともあるが、対面でのインタビューの方がより気持ちが伝わると考え、志望度の高いBabsonと香港2校についてはキャンパスでのインタビューとした。
最後に
私のMBA出願は、ご覧の様にスコアメイクに非常に苦戦した結果となりましたが、その中でもBabson含め多くの学校から合格を頂くことが出来ました。つまり、スコアだけでなく業務実績やそれを基にしたエッセイやインタビューで挽回は可能ということです。是非最後まで諦めずに、やり切ったと思えるところまで取り組んで貰えれば後悔は無いと思います。また、通常業務も並行しての受験勉強はこれまでに無いほど大変なものがありましたが、上司や家族( 妻、子供4歳)の理解も得ながら何とか乗り越えることが出来ました。多くの方が同様の状況になるかと思いますが、周囲の理解、サポートを頂くのも受験勉強の一つと考え、積極的に情報共有をし共に戦っていく気持ちを持って貰いながら進められればうまくいくかなと思います。
④ 33歳・男性 電機メーカ・社費 工学部
Why MBA
・これまでエンジニアとして10年間、設計業務を行ってきました。自分の業務分野においては、メジャーグローバル企業との差は技術面よりもビジネス面(オペレーションや差別化)が大きいと感じ、ビジネス面のスキルを身に付けたいと思ったためです。
・同僚との競争という意味で、技術面では限界を感じており、違った強みや特徴を作りたかったためです。
・自分だけでなく家族全員が視野を広げるために、英語圏で長期的に生活を行いたかったためです。
Why Babson
・(1)伝統的、かつ保守的な会社の体制を変えたい(2)新ビジネスの立ち上げに失敗した経験があり、次回は成功するためのヒントを得たい。という思いがあり、BabsonはEntrepreneurshipの分野で全米1位であり、強く魅力を感じたためです。
・MBA取得後はより多く海外業務に携わりたいという思いがあり、Babsonは国際色豊かであることが非常に魅力を感じました。Class of 2019で留学生比率は71%です。
・MBA Fairで会話したAdmission、その後の学校調査時にメール/会話した先輩から学校に対する強い情熱と愛情を感じたためです。
受験状況
直近の2年はハワイのプロジェクトに携わり、出張で約1年はハワイで過ごしたものの、根本的には純ドメであり、スコアメイクには非常に苦しみました。また、業務の都合上、受験中の5ヶ月は非常に忙しいプロジェクトを担当し、ほとんど勉強の時間を取れなかったことも苦しんだ大きな要因です。2015年11月時点でTOEIC785点の状態で受験勉強を開始し、2017年の2月までTOEFLは14回、GMATは5回受験しました。
受験スケジュール
2015年 11月会社のMBA選考に合格し、TOEFL勉強開始(予備校も同時に開始)
2016年 3月 業務で大プロジェクトへ移動
2016年 5月 GMAT勉強開始
(※予備校の講義を受講開始しただけで、実際にはほとんど勉強できず)
2016年7月 学校調査開始
2016年 8月プロジェクトを移動し、試験対策を加速
2016年 10月 Essayの作成開始
2017年 1月 出願(2nd round)
2017年 1月 Interview (Babsonにて)
2017年 2月 合格
1. GPA: 3.4
2. TOEFL: 茨城県に住んでおり、移動時間削減のために予備校を1本化したかったことから、全てのサービスがあるAGOSに通いました。クラス以外に、個別チューターも受講しました。
3. GMAT: 理系のため?Mathは常に50点以上を取れた、かつVerbalに最大限の時間を割きたかったことから、あまり勉強しませんでした。最後の最後で49になったので、詰めが甘いとしか言いようがありません。VerbalはSC、CR、RCの全てが最後まで安定することはなく、目標にはるか届かず、帝国タワーから飛び降りたくなったのを強く覚えています。
4. Essay: AGOSのカウンセラーの方々に非常にお世話になりました。Essayの内容だけでなく、スコアが伸びない自分の精神状態も含めて親身にカウンセリングしていただき、非常に感謝しています。スコアが悪い私が合格できたのはカウンセラーの方々のおかげだと思っています。特にBabsonは人との違いを強調している学校なので、Essayの内容はその出願者にしか書けないユニークさを強調することが一番重要だと感じました。InterviewはAGOSに模擬インタビューがあることを知らず、妻とのMock Interviewで乗り切りました。
最後に
・受験期間における業務調整は非常に重要であることを痛感しました。受験対策に最大限の時間を割けるよう、ご留意いただきたいと思います。
・ご家族、特にお子様がいらっしゃる方はご負担をかけることになります。自身が疲れて普段よりも多くのサポートが欲しくなるところですが、感謝を忘れずに接していただきたいと思います。
・Babsonに来てまだ2ヶ月ですが、自分が期待していた以上の内容です。前述の通り、私は技術職出身で、毎日同じ仲間と自分の業務分野に集中しており、非常に視野が狭かったこともあり、こちらでは同級生との様々な国/業種の現状やビジネスモデルの会話を通じて多くの刺激を受けていますし、MBAの基礎学習に加え、Entrepreneurの授業では新ビジネスを作る際のプロセス学習とその実践練習を行い、普段の業務では決して経験することのない内容を学べています。
➄ 29歳・男性 農業系ベンチャー・私費 経済学部国際経済学科
Why MBA
ベンチャーで7年半勤務し、ほぼ創業時から上場まで携わりました。子会社管理や新規事業の開発で部長職も頂き私のキャリアでは、一区切りになったので、人生で一度はしたいと思っていた「留学」・様々な国籍、業種の人と多く関わりを持つ「経験」・自分のビジネスにおける価値観をブラッシュアップさせる事が出来る「環境」。この三つを一度に効率よく手に入れる手段としてMBAを選択しました。
Why Babson
選ぶにあたって検討した点は以下です。
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将来起業をしたいので、起業家ビジネスマンとしての商品価値を高めたい(ブランド)
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どうせなら様々な国籍と一度に多く絡んだ方がROI高い(多様性)
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学校外でも世界トップクラスのビジネスと身近に触れる機会が多く欲しい(立地)
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出来る限り親密な友達を増やしたい。恐らく学校の規模が小さい方が仲良くなりやすいだろう(規模)
-
アジアやヨーロッパも好きだが、やっぱり米国で一度は住みたい(好み)
総合的に勘案し、バブソンとなりました。
受験状況
GPA 3.4
TOEFL
IELTS で出願しました。こちらはほぼ丸二年掛かっております。IELTSを選択した理由は当初アジアやヨーロッパの大学も
視野に入れていたためです。通った塾は新宿のLINGO、2016年10月より入塾し、それまでスコアが6.0でしたが、とても
丁寧かつ的確な指導で最終スコアを取得しました。ちなみに海外経験は事業立ち上げ等で香港やその他アジアには出張に
行きましたが、長期滞在は最長で一週間です。
GMAT
受験勉強を本格的に開始したのは2016年5月頃。濱口塾にお世話になりました。
数学のバックグランドもなく周りで頼る人もいなかったので一つ一つ問題を理解
していくよう努めました。
全く満足する点数ではございませんが、上司からの「足きりギリギリのスコアで
出すぐらいの学校を受けて合格を勝ち取るのがチャレンジでしょう」という言葉を
受け2月に出願。
Essay & Interview
Essay
濱口塾にお世話になりました。ベンチャー務めで仕事内容も充実していた事もあり、
特に大きくは困りませんでした。数度の添削後で終了。結局出願は3校で1校はwithdraw
もう1校は奨学金付きでしたが、そもそもInterviewの練習がてら受けたぐらいの気持ち だったので断りました。
Interview
濱口塾契約のMatthew先生に教わりました。私はスコアが低かったので学校に直接
訪問し面接しました(二年生のインド人学生が相手でした)。Matthew先生は前日まで
Skypeでしっかり指導してくださり、内容がシャープになっただけでなくマインド
セットの観点からもサポート頂きました。
最後に
スコアの事で私が言える事は低いので何も無いです。皆さん諦めず頑張ってください。ただ、個人的な感想としてはやはりFace to Faceで指導を頂く形式の塾が私はスコアが伸びました。(要は一人で勉強や仕事の移動中の勉強では集中力が持続してなく適切な学びになっていないんでしょうね。。これは個人の性格との相性だと思いますので、自身を見つめて適切解を得て下さい)
大学選びですが、私の意見はシンプルです。以下の3タイプに分かれどれかに絞るべきかと思います。
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総合的なブランド価値を高めたい⇒トップ10スクールに行くべきです。妥協はしない方が良いです。
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専門的なブランド価値を高めたい⇒バブソンのような学校を指定していくべきです。こちらも妥協しないように。
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特別な思いがある大学に行きたい⇒もちろんそこに行ってください。
大学も結局ランキングが存在しますので、皆さん1と自分が行きたい大学を比較する所から学校選びが始まるかと思います。本件に関しては様々な意見がありますが、私が何故トップ10に行くべきか?という質問に対しての答として一つエピソードを紹介したいと思います。
彼は勤務先からスポンサーを得て米国トップ10のMBAに入りました。MBA前、日系商社でアメリカの投資先企業に従事しており、そこでMBAの必要性を感じたそうです。彼が何故MBAを選んだかというと「数年前、投資先企業で日本人のプレゼンスを出すのに苦労していた。CEOも我々の話を聞いてくれないし、Mtgも基本蚊帳の外状態。これは親密な関係を作るのに最低でも3か月は掛かるなと感じた。そこにColumbiaのMBAを卒業した日本人がJoinした所、その企業のBoard memberも明らかに態度を変え話を聞くようになった。わずか1日。MBAはこの溝を埋めるために有効な手段なんだなと強く感じた」というものです。恐らくですが、本ケースの場合、仮にColumbiaではなくBabsonだった場合、Board memberはそこまで大きく態度は変えないと思います。Columbiaだから態度を変えたのだと私は思います。一方で本シチュエーションがベンチャー起業家の集いや新規事業ビジネスMtgであった場合、Babsonのブランド価値はColombiaと同等あるいはそれ以上の価値を持つと思います。本エピソードが皆さんの意思決定に何かしらの影響を生むことを願います。
⑥ 28歳・男性 大手監査法人/ベンチャー企業で会計、上場、投資・私費 経済学部
Why MBA
将来起業に興味があり、起業前にグローバルな経験と起業に関する包括的な知識を得たかった。バックグラウンドは監査・会計・投資と幅広くあり、働くことで得られる基本的なビジネス経験や知識は学べたのではないかと考え、起業に強い海外MBAに進学を決意した。
Why Babson
①Babsonは起業を学ぶ場所としては世界一。すべての授業がアントレプレナーシップの観点からデザインされている。
②インターナショナルの学生比率が高く、クラスも比較的小さいため、グローバルで密な経験を得ることができる
③起業を目指す生徒の支援制度も多い(ハッチリーやローンチパッドなど)
受験状況
-
GPA 3.0
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TOEFL
私は留学経験もなく日本でTOEFLの準備をしたため、予備校に通い多くの金を浪費した。予備校のメソッドではなかなか点数は上がらず、結局は独学に近い形で本質的な英語力を上げるための努力をした。TOEFLの勉強方法に関して個人のWEBSITEにまとめているためこちらを参考にしてほしい(https://www.path-to-success.net/)。
3.GMAT
3回受けたが1回目から点数が上がらなかった。また、日本人ならMathは50点が余裕と言われることはあるが、そこまで簡単なものではないことを念頭に起き、きちんと時間をかけて準備すること。特に、Verbalは英語のリーディング力をつけないと太刀打ちできない。GMATに関しても私が共有できることはこちらに詳細を記載している。(https://www.path-to-success.net/gmat-introduction)
4.Essay & Interview
濱口塾の濱口先生とマシューにお願いした。濱口先生はあまりフレンドリーではなく、どうやってエッセイを書いたり、直したりしたら良いのか具体的なアドバイスをくれず、コミュニケーションに苦労した。人によって合う、合わないがあると思う。マシューのインタビュー対策は、MBA受験の中で利用した予備校やコンサルティングの中では、一番クオリティが高く満足している。内容は将来のビジネスアイディア 、起業を中心にエッセイ・インタビュー対策をした。
最後に
予備校やカウンセラーが色々なことを言ってくると思いますが、最後に信じるのは自分です。私は、最終ラウンドギリギリで出願して合格を勝ち取ることができました。人の言葉に惑わされすぎずに、自分が信じた勉強法や受験対策を続けることが最終的には一番良いと思っている。
⑦ 34歳・男性 不動産・私費 工学部(大学院)
Why MBA
経営(ビジネス)を俯瞰的に学びたかったため。
海外経験がなかったため、多様な価値観の中に自分を置いてみたかったため。
Why Babson
一度はアメリカに留学したかったため。
Collaborativeな雰囲気。
small school(1学年約150名)。
international比率が高い(70%)。
アントレ№1(何かの分野でエッジの効いた学校に行きたかった)。
受験状況
GPA
大学:3.6、大学院:3.8(高いに越したことはないですが、あまり気にしなくてよいと個人的には思います。)
TOEFL
TOEFLは自分には難しすぎると考え、早々にIELTSに切り替えました。初めてIELTSを受験したのが、2013年5月でその時のスコアがOverall:5.5ですので、最終出願スコアに到達するのに3年かかりました。3年の間に、AGOS・British Council・Affinity(L・Rのみ)に通いました。人によって合う合わないがあるので、明確にこの学校がよいということは難しいですが、どの学校も特徴を持った良い学校だと思います。非常につらい3年間でした。基本は、過去問演習だと思いますが、同時に自分の英語力を底上げすることも重要だと思います。
GMAT
AGOS・濱口塾・Affinityに通いました。Mathは、元理系なので、(英語さえ理解できれば)そこまで苦労しませんでした。マスアカで、数学英語を覚え、出題範囲をざっと復習、濱口塾の実践問題で間違えた問題に絞って復習しました。Vervalは元々の英語力が低いこともあり、非常に苦労しました。AGOSで基礎や基本情報を押さえたのち、濱口塾の教材を何周も復習しましたが、なかなか受験できる状態にならず、最後はAffinityにも通いました。自分の場合は、スコアがなかなか上がらなかったのは、元々の英語力が低かったからだと分析し、最後はOG・Prepなどでの過去問演習に加え、大学受験の教材で英語力の強化を図りました。どの学校もそれぞれ独自の強みを持っていると思いますが、AGOSは基本的なGMATの概要をざっと抑えるのに最適、濱口塾は豊富な問題量とRCの日本語訳が魅力、AffinityのRC講座は、GMATの勉強に限らず、英文の読み方(読解)の解説が非常に印象的でした。人によって、適切な学校が異なると思いますので、体験授業などを経験するなどして、よくよく吟味するのがよいと思います。時間の限られた中で、自分の求める結果を出していかないといけないので、戦略的に考える必要があります。一般的には、Mathを早めに固めてしまい、5回受験チャンスの中でVerbalでよい点が取れるようにチャレンジしていくのが王道だと思います。そのため、Mathの点数が安定しないと、致命的ですので、なるべく早くに自分はMathにどの程度苦戦するのかを把握することが重要かと思います。その上で、Verbalをどうやって得点していくのか戦略的に考えるのがよいと思います(例えば、SC・CR・RCのどれか一つはは捨てるなど)。
Essay & Interview
Essay・Interview、共にJohnに依頼しました。
カウンセラーに会いだしたのが、9月と少し遅れた点と9月時点でGMATのスコアを持っていなかったため、そのような合格見込みの低いアプリカントでも誠実に対応してくれるカウンセラーと契約したいという基準で、カウンセラーを探しました。英語力が低かった自分は、ネイティブのカウンセラーとコミュニケーションを取ることも苦手意識があったので、比較的Johnが聞き取りやすい英語を話してくれるというのも決め手となりました。また、他のカウンセラーと比べて比較的安価だと思います。GMATと同時進行で進めたので、非常に時間的に厳しかったですが、定期的にJohnとの時間を取り、その準備をすることで、強制的にEssayについて考えることができたのは良かったです。また、Johnは、こちらの意見を尊重したうえで、Essayの質を高めてくれるので、自分のやり方・考え方にフィットしていました。同時に、Johnと英語でやり取りしたことで、英語力も上がったと思います。年末年始にかけて、Babson含めて、3校出願しました。
正月明け早々から、JohnとInterviewの練習を開始しました。想定問答集に対して、自分の回答を作成し、Johnの添削を受けた上で、回答のキーワードを覚えていきました。年明けからは、DMM英会話を開始し、Interviewの練習を行いました。
最後に
受験準備は非常につらく大変だと思います。特に自分のように英語力がほぼゼロの状態からスタートした方は、想像を絶するようなハードルです。私自身も勉強している間に、諦めたもの捨てたものは数知れません。ネットに載っている情報は、有益ではありますが、基本的には成功例(どこかの大学に入学できた)しか載っていません。その後ろには数知れずの失敗例(途中であきらめた)があるのですが、そのようなケースはネットで中々探せません。(海外MBAに行けなかったことが失敗だとは思いませんが。)いつ終わるか分からない暗闇をさまよう旅路ですが、最後まで諦めずに頑張ってください。途中、諦めた方がよい”論理的な”理由はいくらでも出てきます。そのような中、どうしても海外MBAを取りたいのであれば、最後は、英語力でも能力でもなく、最後までやり切るか・やり切らないかの違いだと思います。頑張ってください!
⑧ 34歳・男性 自動車メーカー(研究開発職)・私費 工学部
Why MBA
工学と経営学を掛け合わせて起業したいと考えたため
研究開発における経営戦略の重要性を痛感したため
Why Babson
Entrepreneurshipに圧倒的な強みがあるため
有益なネットワークを構築するため
多様な価値観、文化を吸収するため
受験状況
アメリカでMBAを取得したいと考えた時点では、海外で生活する経験も仕事で英語を使う機会も無かったため、英語の実力が明らかに不足していました。MBAの取得自体は日本国内で英語を避けても可能ですが、私の場合は学位や知識そのものではなく、多様な価値観の中で仲間と切磋琢磨する経験や、そこで得られるグローバルな人脈を重視していたため、アメリカにこだわり、且つ、Entrepreneurshipに強い学校に行くと決めていました。
仕事が非常に忙しく残業も常に多かったため、英語学習は中断と再開を繰り返しました。主に平日の細切れ時間(早朝、通勤時間、昼休み、帰宅後)や休日に勉強していました。社費での留学制度や留学のための休職制度が無かったため、散々悩んだ上で退職を決意。9か月の語学留学(IELTS & GMAT対策)と帰国後の自宅学習で英語力を改善し、エッセイを準備して出願しました。
・受験スケジュール
2013年 1月 TOEFL勉強開始
2014年 7月 GMAT勉強開始
2015年 7月 退職
2015年 9月 語学留学(Pre-MBAというIELTS & GMAT対策のプログラム)
2016年 6月 帰国
2016年 8月 Essay準備開始
2016年 10月 出願(1st round)
2016年 11月 Interview(Skype)
2016年 12月 合格
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GPA: 学士: 3.5 修士: 3.9
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IELTS: 週末にAGOSに通ってTOEFL対策を始め、語学留学のタイミングでIELTS対策に変更。IELTSの受験回数は3回。TOEFLよりもIELTSの問題形式の方が私には合っていると思いました。
3.GMAT: 日本で週末にAGOSに通い、留学先でGMATのクラスを受講しました。
4.Essay & Interview: 自身の経験に基づくユニークな内容にすることを重視しました。Essayはネイティブの友人に意見をもらい、Interviewはオンライン英会話のtutorにお願いして練習しました。
最後に
現時点でバブソンに来てから2か月が経過しました。毎日が想像を遥かに超えた忙しさですが、充実した日々を過ごしています。プログラム開始当初は、授業中の発言に対する評価基準の違いや、グループワークへの取り組み方など、文化の違いに戸惑うことも多かったですが、2か月間でかなり適応できるようになった実感があり、日本で仕事していた頃とは全く別物の成長を感じます。私の受験体験記がMBA留学を目指している方の参考になれば幸いです。
⑨ 32歳・男性 金融・私費 社会学部
Why MBA
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「イノベーションにより貧しい人々が貧困から抜け出す機会を作る」という将来の目標を実現するため、アントレプレナーシップ、ソーシャルイノベーション、ジェネラルマネジメントの知識・スキルの習得、ネットワークの拡大が必要だと考えMBAを志望しました。
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学生時代、日本の貧困をテーマにフィールドワークしたり、アジアを一人で旅する中、多くの社会問題を目の当たりにし社会起業による問題解決に興味を持ちました。銀行では4年間インドに駐在していましたが、様々な産業を見る中、インドの農業分野に農民の貧困という根深い問題があることが分かってきました。解決手段はないかといろいろ動きましたが、銀行の知識だけで問題解決するのは限界があり、MBAに行き新たなスキルを身に着ける必要があると考えた次第です。MBA後はインドの農業分野に関わる起業を考えています。
Why Babson
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アントレ分野に強いため。授業はアントレを重視した構成になっており、また、ピッチの機会や各種イベント等、アントレに関わるリソースが充実しています。
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同級生も起業を志している人が多いため。またファミリービジネス出身のインド人が多く将来インドで事業をする上でのネットワークが構築できると考えられるため。
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ボストンはスタートアップのエコシステムが整っており起業に係るリソースを得るのに最適なため。受験中はあまり重視していませんでしたが大学のある場所は非常に重要だと思います。ボストンは起業やソーシャルイノベーション等、学外のイベントが多くあり、ハーバードやMIT、タフツの学生とも交流できる機会が多いため自分を高めネットワークを広げる上で有益です。
受験状況
受験スケジュール
2014年 4月 TOEFL勉強開始
2016年 1月 GMAT勉強開始
2016年 8月 Essay準備開始
2016年 10月 出願(1st round)
2016年 11月 Interview(現地)
2016年 12月 合格
GPA:3.1
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部活に没頭していました。
TOEFL:
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インドに駐在していたこともあり、Web TOEFLを使って対策しました。
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本格的に勉強を開始してから99点をとるまでに1年半、103点までに(中断していたこともありますが)さらに1年かかりました。
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時間を要した一番の原因は一定期間集中して勉強に取り組めなかったことだと考えています。ひとつのテストが終わった後に休息を入れていたので、スキルがそこで落ちなかなか実力が積みあがりませんでした。一定期間は腹を括って勉強し続ける必要があると感じます。
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103点をとれたときはRLは全体感を掴むこと、Sは自然に話すことを意識しました。解法のテクニックも確かに必要ですが、英語の地力を上げリラックスして本番に望むことが何より重要と感じました。
GMAT:640点(Q43、V34、AWA5.5、IR3)
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Mathはマスアカ、Vervalは濱口塾の教材で基礎を固めた後、GMAT Prepで実践問題を解きました。勉強開始から640点を出すまでには10ヵ月ほどかかりました。
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点数が伸びなかった要因は、Mathのスコアを早期に安定化できなかったこと(43~49でぶれました)、英語の読解力が不足していたことにあると考えています。
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文系でMathが得意でない人はMathを早期に50点近辺まで持っていけるようにすることが必要と感じます。またVervalは各問題の対策も必要ですが、最後は長時間集中して英語を読み続ける読解力がスコアの差を分けると思います。そのため、Economistの記事を読むなど日々読解力を高める取り組みをする必要があると感じます。
Essay & Interview
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江戸義塾を利用しました。
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エッセーは初め江戸義塾のテンプレートを使って自己分析をした上で、各種質問への回答を書いていきました。その後、Edに添削・アドバイスをもらいながら修正し仕上げました。自分のコアや志望動機、強み・弱みを把握する上で自己分析は非常に有用と考えられ、これらが固まればエッセーもスムーズに書ける気がします。
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インタビューは実際のインタビューで問われる質問に対する答えを考え、ある程度流暢に喋れるまで自分で練習しました。その後、Edとモックインタビューをしてアドバイスをもらい、回答の修正及び練習をひたすら繰り返しました。
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尚、Edの手法は、エッセーでもインタビューでも基本は本人に考えさせる方法です。私は自分の意志・考えを審査官に伝え納得してもらうことが重要だと考えていたため、Edの手法はフィットしました。
最後に
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私は私費での留学ですが、そもそもこれまでのキャリアを捨てて行くべきかという葛藤や、仕事と両立させ且つ水面下でプロセスを進めるストレスや、スコアがなかなか出ない苛立ちは相当なものでした。但し、迷いながらもとにかくやり続けることで光が見えて来た気がします。受験中は相当つらいと思いますが、とにかくプロセスを前に進めていくことが肝心と思います。